クリスマス・ページェント

12月24日にはクリスマスページェントが上演されました。出演者を合わせると100名を超える人々で、聖堂は熱気に満ちました。牧師によるクリスマスメッセージの後、幕が開けると、場面が進むごとに、一同は2000年前のあの聖なる夜に居合わせているかのような感動に包まれました。今年は子どもクラスも合同で演じましたが、子どもたちの無垢な姿は、クリスマスの喜びを一層深いものとしてくれました。

クリスマスメッセージ要約
「わたしを信じる者が、だれも暗闇の中にとどまることのないように、わたしは光として世に来た。」(イエス・キリストの言葉) 聖書の神様は、天のかなたの空遠くから人間を見おろし、よい人間には褒美を、悪い人間には罰を与えるというだけの存在ではありません。神様は、人間を愛し、人間と積極的に関わり、つながっていたいと望まれるお方なのです。けれども、神様と人間はあまりにも違いすぎて、人間の側から神様に近づくことはどうしできませんでした。そこで、神様の側から、この世に愛と平和と喜びとをもたらすために、人間のところにきてくださったのです。 それがクリスマスです。 クリスマス物語の一ページ一ページには、神様がわたしたちと共にいたいと望まれる決意が刻まれています。 「だれも暗闇の中にとどまることのないように」という神様の願いがクリスマス物語には詰まっているのです。 一年で最も昼が短い暗い日々にクリスマスを祝うのは偶然ではありません。 どんな暗いところにも、神様は共にいて下さり、光で照らして下さるというメッセージがそこにあります。救い主イエス・キリストは一枚の産着さえなく、あり合わせの一枚の布でくるまれ、動物の餌を入れる桶に寝かされました。どんな貧しさにあえぐ人とも共にいて、喜びの光を与えるためです。 イエスは母マリアがいなくては一日も生きることができない弱い赤ちゃんの姿で来られました。 どんな弱い人とも共にいて、慰めの光を与えるためです。イエスは光として世に来られました。クリスマス、どんな人も暗闇の中にとどまることがありませんように。