わたしたちは、聖書がわたしたちの信仰と生活の唯一の規範であり、誤りのない神様の言葉と信じています。
聖書の著者は?
聖書は3000年以上にわたって約40名の多様な著者によって記されました。けれども最初から最後まで、驚くほど調和しています。それは、一人の著者によって導かれ書かれた書物だからです。聖書の著者は「神様」で、聖書は「神の言葉」なのです。
聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。(新約聖書 テモテへの手紙2 3:16)
変わりなく伝えられてきました
聖書は今日まで、二千年にわたり、民族や国境を越えて、多くの国の多くの人々に、読み続けられてきました。近代まで印刷機などはなく、一文字一文字書き写された時代が大部分です。ふつうこのような長い文章は変えられたり、付け足されたり、欠けてしまったりするものなのですが、聖書は一字一句変わることなく、そのままの姿で読み継がれてきています。
旧約、新約って?
旧約聖書は、イエスキリストの登場までの時代に書かれた部分で、新約聖書はイエスキリストの誕生から後のことが書かれた部分です。わたしたちは旧約聖書も新約聖書も同様に神の言葉として信じています。旧約聖書は、やがて来られるキリストについての約束を記し、新約聖書は、キリストに関する約束の実現について記しています。つまり、聖書はイエス・キリストを中心(主人公)として、書かれています。
聖書はわたしについて証しをするものだ。 (イエス・キリストの言葉~ヨハネ福音書 5:39)
聖書の書かれた目的は?
これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。
(ヨハネ福音書 20:31)
聖書は、私たち人間の罪深い本当の姿を示し、主役であるイエス・キリストがどういうお方であるかを指し示しながら、私たちを永遠の命(救い)へと導くために記された書物です。
あなたへの神様の手紙
聖書は、神様から送られた「あなたへの手紙」です。たとえ何十億人の人がいたとしても、あなたという一人は神様にとってかけがえのない、大切な存在です。聖書の至る所に、そのあなたに対する神様からの愛のメッセージが、あなたに対しての神様のすばらしいご計画が、記されているのです。
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯 (旧約聖書 詩編 119:105)